本校からのお知らせ

平成30年4月4日入学式式辞

20180502134508-1b560670ecb3cf1c9b358ff5df32a385ecd809d9.jpg平成30年度入学式 式辞

 長い冬が過ぎ秩父にもやっと春が訪れました。本校の周りでも満開の桜が咲き誇り、新入生の皆さんを迎えています。本日ここに秩父看護専門学校第二十一回入学式を挙行できます事を大変嬉しく思います。

 新入生の皆さん、そして今日まで手塩にかけて育まれた保護者の皆様、御入学誠におめでとうございます。また本日はお忙しい中、多くの御来賓の皆様にも御臨席を賜り誠に有難うございます。

 新入生の皆さんは将来の職業として看護職を選んで下さいました。そしてさらに嬉しい事にはその第一歩として本校を選んで下さいました。若い皆さんの大切な時期を本校でお預かりする事を考えますと、私達はとても嬉しい反面、その責任の重さに身の引き締まる思いでおります。

 さて、皆さんは自分の将来の看護師像をどのように描いているでしょうか。現在日本で働く看護師には、高度医療を行う都会の大病院や大学病院に勤務する人、身近な街の病院や医院、施設で地域医療に情熱を傾ける人、企業や市役所などの直接臨床に携わらない所に勤務する人、また更に勉強して助産師や保健師になる人などがいます。本校の卒業生達もそのような様々な看護系分野で活躍していますが、皆さんもこれから勉強し多くの医療機関で実習していくうちに、それぞれの未来の姿を頭に描くようになるでしょう。しかし私が皆さんに忘れて欲しくないのは「初心」です。入学試験の個人面接の時には、九割以上の方々が「実際に働く看護師さんの姿を見て、看護の道を志した。」と返答されました。皆さんが子供の頃から憧れて自分の将来像として夢見てきたのは、身近な病院や医院などで患者さんに寄り添ってくれた、優しい目をした看護師さんなのではないでしょうか。医療が分業化し看護師の仕事も多様化している現在、本校の目指す所はまさにそのような看護師の養成にあります。今、日本で本当に必要とされているのは、実はこのような地域医療の充実なのです。本校では今年から各実習病院に協力して頂き、学生に地域医療の魅力を伝えられるような試みを始めました。 今日からは小・中学生の子供達が皆さんの姿を見て、将来看護師になりたいと憧れるような看護学生になってもらいたいです。このような教育は四年制の看護大学よりも、規模は小さいですが本校のような三年制の看護学校だからこそできる特徴であると思います。

 本日から皆さんは看護の専門教育を受けるわけですが、私は皆さんにはまず人間として成長して欲しいと考えています。社会に出る前にまず立派な大人になって頂きたいのです。三年間頑張って勉強するとともに大いに悩み、考えてください。また看護師はチームワークです。昨年の卒業生達が口をそろえて言っていたことには 「クラスメートがいたから苦しい勉強を乗り越えられた。」ということがあります。集団行動の苦手な人もいるでしょうが、まず隣の人に声をかけてみましょう。そしてクラスの輪を広げていってください。実はこのような人間関係の構築こそが良い看護師になるための第一歩であると私は思います。

 最後になりますが、皆さんに是非知っておいて頂きたい事があります。まず一つ目は、本校は秩父郡市内の多くの開業医、医療機関の協力により成り立っているということです。授業の多くを地元の医師が日常診療に都合を付けて担当しています。また全ての実習を地元の病院、医院、介護施設が受け入れてくれています。このような例は他の地域ではあまり見当たりません。もう一つは、学校の運営について、「秩父郡市医師会」と「秩父市」そして「秩父郡内の四町」からも多くの支援をして頂いているということです。本日御臨席の関係者の皆様には、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。つまり皆さんの教育は地元の強力なバックアップがあって成り立っています。是非皆さんには秩父の地域医療に興味を持ち 関心を寄せて頂きたいと思っております。

 看護の勉強は厳しいものです。保護者の皆様には、日本の将来の看護を担う若者を励まし、三年後にはそろって国家試験に合格し、スタートラインに立てるように、その成長を温かく見守って頂けますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

平成三十年 四月 四日

                秩父看護専門学校 校長   井上 靖

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