祝 辞
第23回戴帽式が厳かなうちに執り行われますこと、誠におめでとうございます。本日、第23回生、33名の方が、ナースキャップを授かると聞いております。
皆さんは、これから医療の現場に実際に踏み出していくことになりますが、本日、輝くロウソクの光を見つめ、改めて、その決意を新たにしていることと思います。
看護師を志す皆さんは、思いやりの気持ちの深い方々であると思います。病む人のよき友になり、不安な心をしっかり受け止めて、患者さんの立場に立って看護していくことが、看護師として最も大切なことです。本日、皆さんはナイチンゲールの像から炎を受け取りましたが、この炎はまさにナイチンゲールの心であると思います。人の痛みがわかる、温かい心を持って、患者さんに尽くしていただくことを願っております。
今年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、学校が長期休校となるなど、皆さんにとっては、学びたくても学べない、大変苦しい日々を経験したことと思います。市といたしましても、引き続き、国や県と連携を図りながら新型コロナウイルス感染症対応に取り組んでまいりますので、皆さんにもご理解とご協力をお願いいたします。
市では、秩父看護専門学校の設立当初から運営面でご支援させていただいておりますが、地域の医療を担う看護師を養成する秩父看護専門学校に、今後も可能な限り支援をさせていただきます。
本日、戴帽式を済まされた皆さんには、初心を忘れることなく、心温かい看護師になっていただくことをお願い申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。
令和2年10月16日 秩父市長 久喜 邦康
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