本校からのお知らせ

令和3年3月5日 卒業式告示 秩父郡市医師会 会長 井上 靖 様

告辞

卒業生の皆さん、本日は誠におめでとうございます。また三年間学生を支えて頂いた保護者の皆様にも心からお祝い申し上げます。今年は秩父宮市民会館へ場所を移しての初めての卒業式となりました。本日はまさにこの市民会館を作られた久喜邦康秩父市長にもお忙しい中ご臨席を賜りました。誠に有難うございます。

11月に恒例の合格祈願を秩父神社で行ったと聞きました。現在は修復中で見られませんが、秩父神社の社殿西側に「お元気三猿」という猿の彫刻があります。この三猿は、「見ざる、聞かざる、言わざる」で有名な日光東照宮の三猿とは違って、「よく見て、よく聞いて、よく話そう」と目、耳、口をこちらに向けています。これはまさに、皆さんがこれから仕事をしていく上で最も大切にして欲しい事だと私は思っています。患者さん達はいつも心細くて、看護師である皆さんが来てくれる事を待っています。是非「患者さんをよく見て、患者さんの話をよく聞いて、患者さんに多くの事を語りかけるような看護師になってください。」 この彫刻は秋には美しくなって公開される予定です。地元に就職する人はもちろんのこと、秩父以外の病院に就職する人も、秩父に来たら是非見に行ってください。

さて卒業生の皆さんは学生生活で何が一番思い出に残っているでしょうか? おそらくほとんどの皆さんは「新型コロナウイルス感染症」を挙げるのではないでしょうか。皆さんには大切な最終学年をこのような形で過ごしてもらう事になってしまい、私からもお詫びを致します。

3年生になってから病院実習がなかったことで、就職後の事を心配されている方も多いかと思います。しかしそのことについては安心してもらって構いません。日本全国の看護学生は皆、同じ状況で3年生を過ごしました。私は皆さんがこれから就職する病院の師長や院長にお会いする度に、皆さんの事を話してきました。病院実習ができなかったため不安を抱えて就職すること、1年間コロナ感染に怯えて勉強し続けたこと、学生によっては経済的に、家庭的に困難な生活を送ったことなどを話しました。どの病院も「そんなことは気にしないで、勉強だけ頑張って4月を迎えてください。実習ができなかったぶんは、就職してから丁寧に教えます。」と言ってくれています。

学校運営も困窮しましたが、秩父市から例年通り多くの補助金を頂けた事により学校を維持することができました。改めて久喜市長には、この場を借りて御礼申し上げます。

大変な年に卒業と就職がぶつかってしまいましたが、各病院でやっているコロナ対策や治療は、若い皆さんにとってまたとない経験になると思います。自分の感染に気を付けて、立派な看護師になってください。本校の事をいつまでも忘れないでください。皆さん有難うございました。

 

令和三年三月五日

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