秩父市長祝辞
本日は、戴帽式にお招きいただきまして、誠にありがとうございます。
この式を迎えられる第24回生22名の学生の皆さん、おめでとうございます。
戴帽式は、看護師を目指すものとして、その職業に対する意識を高め、責任の重さを自覚するための儀式と言われています。これから始まる医療現場での実習に向けて、ナースキャップ等を受け取り、皆さんはその決意を新たにしていることと思います。
看護師は、患者さんに寄り添い、不安な気持ちを受け止め、相手の立場に立って看護することが大切です。学生の皆さんにも、皆さんの力で出来る看護があると思います。先生の指導のもと、自分で出来ることを考えながら頑張ってください。本日、皆さんはナイチンゲールのキャンドルの灯りを受け取りましたが、ナイチンゲールのように、温かい心を持って、患者さんに尽くしていただくことを願っております。
今年も新型コロナウイルスの感染が収束せず、皆さんにとっては、学ぶ時間や情報交換の機会も限られ、大変苦しい日々だったと思います。そのような状況でも諦めずに頑張り、本日の戴帽式を迎えることが出来た皆さんの努力は必ず実を結びますし、その経験が自分自身の支えになるはずです。
新型コロナウイルス感染症には、国や県と連携を取りながら対応していきますので、今後ともご理解とご協力をお願いいたします。
秩父看護専門学校は、秩父地域の医療機関にも多くの看護師を排出しているとても重要な学校です。秩父市は、学校の設立当初から支援させていただいていますが、今後も可能な限りご協力させていただきます。
最後に、秩父看護専門学校の学生の皆さんに対しまして、初心を忘れることなく、心温かい看護師になっていただくことをお願い申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。
令和3年10月15日 秩父市長 北堀 篤
1 ~ 1件 / 全1件